元小学校教員まゆちゃんです!
初任者は保護者の方からの反応が良くないのではないかと不安でした…
教員をやっていると毎年気になる、「保護者からの声」。
大学を卒業してすぐの初任者の先生は、特に「初任の先生なんて不安…」という保護者からの反応に敏感なもの。
「初任の担任はハズレ」なんて言われるって本当?実際の保護者からの声はどうなの?
今回は、実際に初任の時にもらった保護者からの声についてご紹介します!
そもそも保護者と初めて会って反応が見られるのはいつ?
保護者からの反応が直接的に伝わるのは、やはり実際に会って話をした時。
具体的には、1年生の場合は入学式、その他の学年の場合は初めての授業参観日か家庭訪問時になります。
大抵は、子どもたちが保護者の方に学校や先生の話をすることで、保護者はまだ会っていない先生の印象を想像します。
実際に保護者に会うまではなかなか反応が分からないため余計にドキドキしますよね。
実際に初任の頃にもらった保護者からの反応
「何事も一生懸命に取り組んでくれるから嬉しい」
先生1年目の先生は、どんなことも一生懸命取り組んでくれるから嬉しいと喜ばれました。
ベテランの先生はもちろん経験があって安心感はあるけど、若い先生は全力で取り組んでくれるのが伝わるからねと言われ、今まで以上に力を入れて子どもたちと向き合おうと前向きな気持ちになれました。
経験がない分、手を抜く部分を知らない初任者だからこその良さの1つかもしれません。
「若い先生は元気いっぱいで子どもも喜んでいるよ」
これはたくさんの保護者の方からいただいた言葉です。
子どもたちと年齢が近い分、先生という大人だけれど「お兄さん・お姉さん」という雰囲気もあり、一緒にたくさん遊んでくれるから子どもが喜んでいるという声です。
担任発表の時、「あの若い先生がいい!」と思っていたから嬉しいと家庭で保護者に話す子どもも多かったようです。
この反応は若い先生ならではの特権かもしれません。
「子どもといっぱい話してくれるから安心できる」
歳の離れた先生より、若い先生の方が話しやすいと感じている子どもが多いようです。
特に年配の厳しい先生が担任になると、分からないことや悩みがあっても相談ができずに1年が終わってしまうこともあったと話してくれた保護者の方もいました。
日々の他愛もない話でも笑顔で聞いてくれる先生には安心感があり、保護者としてありがたいという声もいただきました。
子どもが話しやすいと感じる雰囲気が保護者の方からも好印象でした。
「子どもたちも頼られて嬉しそう」
初任の頃は、何もかもが初めてで分からないことだらけ。
特にその学校特有のルールや行事などは、子どもたちの方がよく知っていることがほとんどです。
そんなときに「先生初めてだから、色々教えて!」とよく子どもたちに聞いていたら、子どもたちは「先生が頼ってくれている」と感じてくれていたようでした。
「先生と児童」という関係だけれど、時には子どもたちが先生になって教えることが子どもたちにとっては嬉しく感じているようです。
良い声ばかりだけど、悪い声はなかったの?
保護者の方からも、子どもたちから聞く保護者の方からの声も、悪い反応は私には届きませんでした。(実際裏ではどうだったかは分かりませんが…)
ただ、実際のところどう思われるのか気になった私は母に「初任の人が担任だったらどう思うか」を聞いたことがあります。
- ベテランの先生に比べれば頼りなさは正直感じてしまうこともあるかも
- それでも一生懸命取り組む姿勢があるから不安はあまりない
- 何かあれば学年主任の先生に頼れば大丈夫
- 若い分、子どもたちと一緒になって遊んだり学んだりしてくれる
- 保護者よりも子どもたちから好かれることが何より大事
私ももし子どもの担任の先生が初任の先生だった場合を想像したとき、リアルな保護者の声はこんな感じなのかな…と思っています。
保護者の反応も気になるけれど、大切なのは子どもたちとの信頼関係
保護者の方からの声が気になるのは当然のこと。
しかしそれ以上に大切にしていきたいのは、子どもたちとの信頼関係だと思っています。
子どもたちが毎日楽しく学校で過ごしていたり、トラブルがあっても先生がしっかり向き合って解決しようと行動してくれていれば、保護者からも安心して任せていただけるはずです。
日々の子どもたちとの関わりひとつひとつを大切にして、子どもたちとも保護者の方とも良い関係づくりをしていけるといいですね。
自分が思っているよりも、いい意味の「初任者の特権」がたくさんあることに気づかされました。前向きに、誠実に取り組めば必ず保護者の方にも気持ちは届くと信じています!
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