元小学校教員まゆちゃんです!
ドキドキの教育実習、それはそれは大変でした…
教員を目指す人は誰もが経験する、教育実習。
学生という立場から、初めて「教育実習生」として教壇に立つのは、本当に緊張しますよね。
数週間~1か月程の期間、上手くやれるだろうか…と不安でいっぱいの人も多いはず。
そもそも実習中ってどんな風に過ごしているの?寝れないほど大変って本当?
そんな疑問にお答えします。
今回は、私の教育実習期間中のリアルな日常についてご紹介します!
そもそも教育実習とは
教育実習とは、教職を目指す学生が、在学中に教育活動を教育現場にて実際に経験することを言います。
たいていの場合、大学3年生、4年生のときに行われます。
自身の出身校で実習を行うことが多いですが、国立の教育大学などでは付属の学校で実習を行うこともあります。
実習期間は2週間~1か月ほどです。
取得予定の免許状の種類や受け入れ先の学校によって期間や内容はそれぞれ異なります。
実際に、実習開始日が同じでも期間が2週間・3週間・1か月の人がいました。
私は小学校は1か月、中学校は3週間の実習でした。
【平日編】教育実習中の1日
今回は、小学校での教育実習期間の1日についてご紹介します。
ちなみに、私は母校での実習でしたが、訳あって自宅から実習先までは1時間半ほどかかります。
その分余計に大変だったかもしれません。
5時 起床
実家暮らしだったため、朝が早くてもしっかりごはんを食べてから向かうことができていました。
身支度はさっと済ませますが、とにかく荷物が多いです。
ジャージ、教材、パソコン…あまりの荷物の多さにリュックで登校していました。
6時 通学開始
実習先まで電車とバスで通っていました。
通学中は、当日の1日の流れを確認したり、授業のシミュレーションを行います。
眠くて仕方がない時は、寝過ごさないように携帯のアラーム(マナーモード)をかけてから少しだけ車内で寝るようにしていました。
7時半 実習校に到着
まず職員室に行き、先生方に1日の挨拶をします。
担当クラスの先生がいらっしゃればその時に挨拶を、不在の場合は荷物を実習生専用の部屋に置きに行きます。
1日の流れを確認し、ファイルや筆記用具など必要な物をまとめます。
7時45分 担当クラスへ
担当のクラスへ行き、子どもたちと過ごします。
一緒に遊んだり、お話をしたり、時には喧嘩の指導もしたりします。
8時過ぎ~ 朝の会
朝の会では、子どもたちの様子や先生方の動きを学ばせていただきます。
特に「先生の話」では、話し方や話す内容について多くを勉強できます。
実習生が話をする場面もあるので、「何を話そう…」なんてことにならないように、普段からいくつかネタを持っておくといいです。
- 朝の会の「先生の話」に困った時のおすすめの記事はコチラ
9時前~ 授業の参観・参加・実践
担当クラスの先生や、他クラスの先生方の授業を参観させていただきます。
ただ子どもたちの周りから授業を観たりする時もあれば、実際にT2として参加したりすることもあります。
実習期間が半ばごろになると、実際に実習生として授業を行います。
12時半 給食
担当クラスにて、子どもたちと一緒に給食を配膳し、食べます。
ここでは特にゆっくりと子どもたちと話すことができるので、仲良くなるチャンスの1つです。
※近年はコロナ禍により、一緒に食べることはあっても話すことは禁止とされていることが多いようです。
13時すぎ お昼休み
子どもたちと一緒に遊んだり、午後の授業の準備をしたりします。
この時間も、子どもたちと仲良くなるチャンスなので、できるだけたくさん一緒に遊びましょう。
13時半過ぎ 掃除
子どもたちと一緒に掃除をします。
教室や廊下、特別教室など様々な場所を掃除するので、色々な場所で行うと良いです。
他学年の子どもたちの様子も観ることができます。
14時 授業の参観・参加・実習
午前中と同じように、授業から学ばせていただきます。
メモを取ることを大切にしている実習生が多いと思いますが、実際の先生の表情や、子どもたちのノートの取り方、問題の解き方等目の前のことを大切にするのも忘れないようにしたいです。
16時 子どもの下校後、担当教員と反省会
子どもたちの下校指導をした後は、担当教員と1日の反省会をします。
主に実践した授業の振り返りや、次回の授業についての話が多いです。
基本的に指導案の作成が必要になるので、指導案の書き方や指導方法などを教えていただきます。
実習生にとって指導案作りは本当に難しいと思うので、分からないことはどんどん質問しましょう。
- もちろん、自分の意見を持った上で聞きましょう!
17時 授業準備・指導案作り
職員室で先生方と一緒に相談をしながら授業準備をしたり、実習生用の部屋で指導案を作成したりします。
この時に、実習生の仲間がいると上手くいかなかったことなどを共有できるためとても心強いです。
19時~20時 退校
「え!実習時間、終わるのが遅い!」と思いましたか?
実は、先生方はこの時間でもかなり残って仕事をされていることが多いのです。
クタクタになりながら自宅へ…
21時前後 帰宅・実習の反省シート記入・最終準備
帰宅後、ご飯やお風呂を済ませたら、実習の反省を記入します。
翌日、担当の先生に見ていただき、サインをいただく必要があるため、必ず記入します。
結構な分量がありますが、1日の反省点が多すぎて私は意外とスラスラ書けていました。
授業準備がまだ終わっていない場合は、ここでやり切ります。
24時過ぎ 就寝
翌日の準備をして就寝します。
疲れすぎて、枕に頭をつけた瞬間にいつも寝ていました(笑)
【休日編】教育実習中の土日の過ごし方
基本的に、教育実習は子どもたちが登校する平日のみです。
そのため土日は登校する必要はありません。
とにかく寝る・寝る・寝る!
平日にゆっくりと寝ることができない分、土日はとにかく睡眠時間を多くとります。
寝溜めはできないとは分かっていながらも、平日の分を取り戻すように寝ていました。
翌週の授業準備・指導案作成
翌週のスケジュールが金曜日には組まれているはずなので、だいたいの授業準備を土日にしておきます。
指導書を確認したり、インターネットで指導案を検索したりして勉強しておきます。
子どもたちへのお礼のプレゼント作り
「実習の最終週は忙しすぎて全く余裕がなくなる」と聞いていたので、少しずつプレゼント作りをしておきました。
プレゼントは、手紙や折り紙などが定番です。
私は折り紙で作れるメダルにしました。
裏にそれぞれへの手紙を貼り付けたものをプレゼントしました。
とっても喜んでもらえて嬉しかったです!
当たり前だけど…バイトなんて絶対無理!
事前に大学や実習校から説明があると思いますが、アルバイトは原則禁止です。
土日ならまだ時間が取れることもあるかもしれませんが、本当に体力的にも精神的にも疲弊します。
先生や子どもたちから学ばせていただく大切な時期なので、実習だけに集中するようにしましょう。
アルバイト先に「教育実習があるので…」と伝えれば、休ませてくれることがほとんどです。
大抵の時期は4~6月、9~11月なので、バイト先には前もって伝えておきましょう。
まったく寝れない訳ではないけど…
睡眠時間がゼロになるということはありませんでした。
しかし、いつもより睡眠時間が圧倒的に短くなったのは事実です。
平均すると1日4~5時間程度でした。
実習終了時間は学校や担当の先生によってかなり変わってくるので、睡眠時間をしっかり取れる人、あまり取れない人は様々なようです。
私の友人たちも、
18時に帰宅していた人、24時過ぎまで学校にいた人など様々でした。
本当に大変だけど…とても貴重な体験!
実際に、実習の最終週では自分がいつ寝ているか分からないくらい忙しい毎日でした。
しかし、大変さよりも学びの大きさや充実感、達成感の方が大きく、「頑張ってよかった」と思える実習期間となりました。
大体のスケジュールを前もって知っておくだけでも心にゆとりが出来ると思うので、ぜひ頭の片隅に置いてみてください。
実習期間中は、とにかく体調管理が第一です!
オン・オフの切り替えをしっかりつけて、最後までやり抜けますように!
応援しています!!
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