教室の掲示物作りが続かなかった初任の頃の話

まゆちゃん
まゆちゃん

元小学校教員まゆちゃんです!

初任の頃、教室の掲示物に力を入れようと意気込んでいました。

毎日子どもたちの目に入る教室の掲示物。

初任の頃、色々な先生方の教室を見せていただいては充実した掲示物がいっぱいで、「私も自分らしく素敵な掲示物をたくさん作るぞ!」と掲示物作りを楽しみにしていました。

しかし、現実は全く上手くいかず、掲示物作りは5月で挫折。

今回は、そんな初任の頃の私の掲示物作りが続かなかった理由と、その後の改善策についてご紹介します!

掲示物作りが続かなかった理由

掲示物作りをする時間を十分につくることができなかった

掲示物作りが続かなかった最大の理由はこれです。

初任の頃は何より、「分からないことが分からない」状態でした。

そのため、毎日の授業、その反省、会議に校務分掌、初任者研修のレポート等、とにかく仕事が山積みです。

残業してもしても終わらない日々の中、掲示物を作る時間はほとんど取れませんでした。

掲示物を作りたいけれど、そんな余裕はない・・・

作りたいのに作れない、そんな自分にモヤモヤする日々でした。

最初の月に凝りすぎた

4月。学年主任を筆頭に各教室の掲示物の作り方をある程度統一しました。

もちろん細かいところは各担任が工夫してアレンジしてもOK。

絵を描いたり物作りが好きだった私は、それはそれは張り切って作りました。

しかし、掲示物は最初に作った物が基本となって増えていくもの

最初に凝った物を作れば、自動的に次の掲示物も工夫して作らなければならない…

自分で自分の首を絞めている状態でした。

色々な種類の掲示物を作ろうとした

掲示物といっても、色々な種類があります。

学級の活動をまとめたもの、友達の良いところ見つけ、授業中の発言の仕方、図書の本の紹介など…

学年や先生によって様々で、挙げればキリがないほど。

初任でまだ何も分からない状態にもかかわらず、私は「これは素敵!」と思った物にどんどん手をつけてしまったんです。

もちろん他の先生のおすすめや真似ばかりだったんですが、それでも全然続きませんでした。

続かなかった掲示物、その後の改善策は…

週に1度掲示物に取り組む時間を作った

本当に時間に余裕のない毎日でしたが、週に1度、10分程度でも掲示物を作る時間を設けました

作るといっても、構成を考えたり、使う写真を選んだりする作業だけの時もありました。

それでも、少しずつでも材料を揃えておくだけで掲示物作りのスピードが一気に上がります。

他の先生方から「どんな内容で作る予定ですか?」と聞いてみるのもおすすめです。

構成をシンプルなものにした

「凝ること=見やすさ」とは言い切れません。

できるだけ構成をシンプルにして、自分も作りやすく、子どもたちも見やすい掲示物に移行しました。

最初の掲示物とイメージが変わったので、子どもたちからは「なんか変わったね~」と言われてしまいましたが…(笑)

イラストや写真もできるだけ選定して、必要な物だけを使うようにしました。

自分が続けられる掲示物だけに絞った

学年で統一して掲示するもの、クラスで特に大切にしたいもの、簡単な構成ものなど、自分が続けられる掲示物だけに絞りました。

掲示物は素敵なものですが、絶対的に必要ではないものがほとんど。

掲示物に時間を取られすぎて、日々の授業準備が疎かになったり、自身の体調を崩しては意味がありません。

これからも継続して作ることができる掲示物だけにすることで、掲示物作りが一気に楽になりました。

子どもと一緒に完成させる

掲示物の種類にもよりますが、子どもと一緒に掲示物を作ることも一つの手段です。

例えば、図書の本についての掲示物だとすると、子どもにおすすめの本をカードに書いてもらい、そのカードをどんどん模造紙に貼っていく。

図書係など係活動の1つとして取り入れるのもおすすめです。

もちろん、時々チェックをして手を加えたり、一緒に改善していくのも大切にしましょう。

授業で使った物を生かす

授業で使った模造紙やプロップスをそのまま掲示するのも手段の1つ。

特に絵や図、表などは授業で大切なワードなどを書き込むことも多いです。

そのまま張り付けたり、吊るすことで学習の歩みにもなります

ただし、数が多いとゴチャゴチャしてしまうことが多いので注意。

掲示物作りは早々に挫折したけれど…

意気込んでから結局2か月ほどで挫折してしまった掲示物作り。

時間が作れなかったのが大きな原因でしたが、頑張りすぎて自分自身で首を絞めていたように思えます。

ベテランの先生方の力も借りながら、子どもたちのためになる掲示物作りができることを願っています!

まゆちゃん
まゆちゃん

「子どもたちのため」と思うと、つい頑張りすぎてしまうもの。

できるだけシンプルに、でもちょっとの拘りも加えつつ、工夫しながら取り組めるといいですね!

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