これって学級崩壊?クラスが乱れ始めたときのサイン

まゆちゃん
まゆちゃん

元小学校教員まゆちゃんです!

他のクラスは落ち着いているのに、自分のクラスはなんだか雰囲気が違うような…

学年主任のクラスや他の先生のクラスに行くと、全体的にとても落ち着いている。

だけど、自分のクラスはなんだか騒がしい気がする・・・

これっていわゆる「学級崩壊」?

そんな不安でいっぱいになる先生も多くいます。

学級崩壊になるには、いくつか段階があると聞きます。

今回は、そんな学級崩壊の前触れとも言えるクラスが乱れ始めたときのサインについてご紹介します。

クラスが乱れ始めたときのサイン

教室に落ちているゴミが増える

教室の乱れは、子どもの乱れ」と先輩方からよく聞きました。

図工などよくゴミが出る時間でもないのに、紙くずや落とし物が落ちていることが多いと要注意

子どもたちが帰った後の教室をよくチェックしてみましょう。

ゴミが多いと感じたら、必ず拾って掃除をすること。

職員室に戻る前に習慣づけるといいです。

机が揃っていない

子どもたちの机の位置が揃っていないことも要注意。

授業中に必要以上に動いてしまったり、休み時間などに体がぶつかって騒いでいることが多いサインです。

学校の方針にもよりますが、机の位置に印をつけたり、机を自分で整える時間を毎日作ることが大切です。

ロッカーが整っていない

ランドセルやカバンの紐が出ていたり、私物がぐちゃぐちゃに入っていることがあります。

特定の子がそのように乱れていることがほとんどですが、乱れている子がいると、周りもつられて「適当でいいや」となることが多いです。

「教室は自分の部屋ではなく、みんなで使う場所」「みんなが気持ちよく使えるように整えよう」と声をかけましょう。

また、片づけが苦手な子どもや、そもそも片づけ方が分からないという子どももいます。

一緒に整頓し、「整頓すると気持ちが良い」ことも共有できるといいですね。

掲示物がはがれている

基本的に掲示物は勝手にはがれることはありません。

教室で騒いでいるうちに体がぶつかってはがれたり、誰かが意図的にはがしていることが多いです。

教室の雰囲気に落ち着きがなかったり、不安定な心でいる子どもがいたりすることがほとんどです。

特に画鋲でとめている掲示物がはがれていることは、とても危険。

子どもたちの怪我にも繋がるので、よく注意しましょう。

提出物が揃わない

宿題やアンケートなど、提出物を出していない子が増えてくることがあります。

事情がある子などを除いて、その数が増えてきたら何かのサインかもしれません。

例えば、「宿題を出さなくても見逃してくれる」、「期日に間に合わなくても別にいい」と感じている子が多くなっているのかも。

やらなくてはいけないことはきちんとやる、できなかった時や忘れてしまった時はきちんと伝えるといったことの指導を改めてすべきかもしれません。

授業中の私語

私語があるということは、授業に集中できていないということ。

集中できない理由が必ずあるはずです。

それが個人的な理由なのか、学級全体の問題なのかによって指導方法が変わります。

子どもの普段の様子や雰囲気をよく観察し、話を聞きながら指導しましょう。

喧嘩が増える

子ども同士が喧嘩をすることはよくあることです。

しかし、数や頻度があまりにも増えてきたら要注意

相手への気持ちの伝え方が上手くできていなかったり、個人的に悩みを抱えていたり、いじめが起こっていたりするなど、子どもが困っているサインの1つです。

喧嘩をしている子どもたちからはもちろん話を聞き、解決に繋げていきますが、周りの子どもたちへの配慮もとても大切。

喧嘩をしている友達を見ることも悲しいし、雰囲気がよくないため良い気分にはなりません。

ソーシャルスキルトレーニング等を日頃から行うなど、特定の子どもだけではなく全員に指導をしていきましょう。

チクチク言葉を使うようになる

チクチク言葉とは、言われるといやな気持ちになったり、悲しくなったり、怒ってしまうような言葉。

「ばか」「消えろ」「うるせえ」等の言葉のことを言います。

チクチク言葉を多く使う子どもは、心が穏やかではないことがほとんどです。

また、チクチク言葉を言われた子どもやそれを聞いている子どもも、心が傷ついたり、嫌な気持ちになったりします

どうしてそのような言葉を使うのか、また伝え方をどのように変えていけばいいのか、使われた相手はどう感じるのか等日頃から話し合い、道徳の時間などを活用しながら指導していきましょう。

学級崩壊は小さなサインから始まる

前年度から荒れているということではない限り、学級崩壊は急に起こるわけではありません

日頃の小さなサインを見逃さず、一つ一つの丁寧な指導が心地良い学級づくりに繋がります。

「これはちょっと学級が乱れてきたな」と感じたら、すぐに対応することが大切です。

学年主任や周りの先生にも相談し、意見をいただきながら子どもたちと向き合っていきましょう。

まゆちゃん
まゆちゃん

初任の時は特に、他のクラスと比較して落ち込むことが多かったです。

学級崩壊は急に起こるわけではないので、日々の小さな変化を見逃さないように意識して過ごしていきましょう!

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